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カテゴリ「よもやま話」の7件の記事 Feed

2016年8月25日 (木)

2016 夏の苦い思い出

 不本意な怪我で夏山シーズンをフイにしてしまった代わりが、クーラーのきいた病室でのオリンピックと高校野球のTV観賞三昧とは‥、喜ぶべきか悲しむべきか、複雑な気持ちで過ごした今年の夏でした。当初ギプス治療を予定していたのですが、治療期間が長くなるとのことで、早く現場に復帰したい一心で、予定を変更し手術治療に切り替えました。リオ五輪と甲子園が共に終わりを告げる頃、お陰様で私も37日間の病院生活に別れを告げることが出来ました。今も7本のスクリュー(ボルト)が骨に埋め込まれ、それを補佐する金属板も体内に埋め込まれたままで、半年から1年以内に、再び手術で取り出す予定になっています。あとからボルトを取り出すことになっているとは思ってもみませんでした。こんなことならギプス治療の方が良かったかもと思いますが、時すでに遅しです。

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 2016ブラジル・リオデジャネイロ・オリンピック記念硬貨(額面・1レアル)。左デザインは近代五種競技、右デザインは1904年アメリカ・セントルイス五輪以来112年ぶりに復活したゴルフ競技。昨年の秋、家内の友人がブラジルから来日した際に、日本観光を一緒に案内してあげたお礼に貰いました。リオ・オリンピック記念硬貨は、10レアル金貨(ブラジルでの販売価格1180レアル)、5レアル銀貨(同販売価格195レアル)、1レアル硬貨(同販売価格13レアル)の3額面ですが、現地でも仲々入手できなかったようです。

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2016年7月13日 (水)

しばらくお休みさせていただきます。

 先日(7/10)の山行で、不本意ながら右足を負傷(腓骨斜骨折)し、ブログの方は8月下旬くらい迄お休みさせていただきます。まだブログアップ出来ていない山行記録も残っていたのですがお蔵入りです。また、この先、山友たちと予定していた白山への登山をはじめ、色々な山歩きやウォーキングをフイにしてしまい、山友たちにも迷惑を掛けてしまいました。心残りですが、自ら招いた結果ゆえ、治療に専念しますので、ご了承ください。

2015年9月29日 (火)

ツチガキ 他 キノコいろいろ スーパームーンの付録つき

 秋の山に入りますと、あちこちで色々なキノコと出会います。美しいものもあれば、見るからに毒々しいものまで、キノコの世界は余りにも奥深くすぎて、とても入り込めず、いまだに入門者レベルのままです。でも、特異な姿のキノコなどは逆に検索しやすいこともあって、目についたものは写真に撮っています。本日は片足を突っ込んだだけの未知の世界です。

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 フクロツチガキ(白土柿)。ヒメツチグリ科のキノコの一種。林内の落ち葉間に散生します。幼菌は球形で、成長すると外皮が裂けて内皮が現れます。シロツチガキと良く似ており、色も明るかったのでシロツチガキではと迷いましたが、両者の違いは、内皮の円座が明瞭なのがフクロツチガキ、円座が不明瞭なのがシロツチガキだそうで、フクロツチガキとしました。

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2014年10月27日 (月)

よもやま話 ~ 蛇に注意、蛇も注意

 今年は恐ろしいマムシに出会うことはなくてラッキーでした。しかし、蛇は相変わらず出没しているようで、当市加茂町の北部地区では、次のような看板が何箇所かで掲示されているのを目にしました。

★蛇に注意

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 マムシ、ヤマカガシ、それにスズメバチには近寄らないようにとの「注意書き」です。

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2014年10月11日 (土)

うつくし松 ~ よもやま話

 滋賀県湖南市にウォークに出かけた際に、昼食をとった施設に隣接した庭園で、とても美しい松に出会いました。友人が最初に気付いたのですが、ウォークの参加者は誰も関心を持たず知らん振りです。ひとり女性が気付いていたようなので、「この松の名前をご存知ですか」と尋ねてみました。彼女は 「うつくし松のように思うのですが、自信はありません」 と答えました。その時点で、私も友人も「うつくし松」ということを知らなかったので、「そうですか。綺麗で美しい松ですね」と応答するしかありませんでした。

★うつくし松

 ここには数本の同じ松が植えられていました。写真はそのうちの一本です。

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 この木はまだ幼齢のようで、こじんまりと美しい姿を見せていますが、写真の右端に大きな成木の一部が見えています。傘のような樹形、根元から立ち上がっている多くの枝、実に美しい松です。あとで調べて知ったのですが、うつくし松はこの地にだけ自生する極めて珍しい松で、アカマツの劣性遺伝による変種と云われ、国の天然記念物に指定されていました。

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2014年9月12日 (金)

万葉集 と Nature ~ 斑入り植物よもやま話

 前回、斑(ふ)入り植物 であるタカノハススキを取り上げました。日本の園芸植物界では、このような葉変わりを、古くから柄物とか錦葉と称して、特に重視・珍重してきました。斑入りについては殆ど知識がなかったので、少し調べてみました。斑入りとは、もともと単色で構成される組織が、本来持っているべき色、つまり緑色の葉の一部が、白や黄色あるいは赤の模様になることを云います。
 斑入りになる原因は、劣性遺伝やウイルス病など色々ですが、劣勢遺伝として斑入りとなるもの(アサガオの斑入りなど)は、非常に安定した斑入りであり、栄養条件などによって斑が消えてしまっても、条件が良くなれば再び斑が現れ、自家受粉などにより種子からも高い確率で斑入り植物を育てることが出来るそうです。一方、ウイルス病による斑入りとなるものは、周囲にも感染しやすく、やがて枯死してしまう一時的なものです。いずれにせよ、葉緑素は植物の光合成に必須の材料ですから、斑入り植物は光合成能力が低下するため、元の植物と比べると丈夫さでは劣るようです。

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 いきなりですが、この斑入り植物は何でしょうか。今年の晩春から初夏にかけて里山で見ました。

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2014年9月 7日 (日)

あなむざんやな ~ 実盛よもやま話

 「おくのほそ道」での松尾芭蕉は、加賀(石川県)・小松に到着すると、多太(通常は”ただ”と呼ばれるが、正しくは”さた”)神社にて、源平時代の斎藤別当実盛(さねもり)の遺品である兜と錦の布切れを見物し、”むざんやな 甲(かぶと)の下の きりぎりす” と一句詠んでいます。斎藤別当実盛は、当初は源氏方(源義朝)に仕えていたのですが、平治の乱で義朝が失脚後は、平家方(平宗盛)に仕えました。寿永2年(1183)、木曾義仲との篠原合戦では、この時70歳を超えていましたが、平維盛に従って出陣し奮戦しますが、義仲軍の手塚太郎光盛と遭遇、名を尋ねられても名乗らないまま、組討ちとなり首を討たれてしまいます。手塚は義仲に不思議な武者を討ち取ったことを報告します。義仲は(孤児の頃、斎藤に預けられ育ててもらっていて)実盛ではないかと直感しますが、白髪でなく黒髪であったのを怪しみ、義仲の四天王の一人であり、実盛とは旧知の友であった樋口次郎兼光を呼んで、首実検を行わせます。樋口は黒く塗られた白髪頭を一目見るなり(実盛であることを知り)、「あな、むざんやな (あゝ 何とも痛ましいことよ)」と涙を流します。義仲は実盛の首を付近の池にて洗わせたところ、みるみる白髪に変わり、かつての命の恩人を討ち取ってしまったことを知り、人目もはばからず涙にむせびました。その後、懇ろに弔い、その着具であった甲冑を多太神社に納めました。
 この一連のくだりは「平家物語」で詳しく描かれていますが、これが世阿弥作の「謡曲・実盛」では、「樋口参り、ただ一目見て、涙をはらはら流いて、”あなむざんやな 斉藤別当にて 候ひけるぞや” 」 と謡われました。芭蕉は更にそれを引用して、”あなむざんやな 甲(かぶと)の下の きりぎりす” と句を詠んだのですが、字余りを修正し、冒頭の”あな”の二文字を削除しています。この芭蕉の句は、横溝正史の長編推理小説「獄門島」で、3つの重要な俳句の一つとして用いられているのは、ご存知の通りです。

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 写真は女郎蜘蛛に捕まったツクツクボウシです。これを見た途端、思わず”あな無残やな”の言葉を思い出した次第です。それでなくても短い命の蝉なのに、天命を全うすることもなく、蜘蛛の餌食になろうとは‥ ”あな無残やな つくつく法師にて 候ひけるぞや” です。
 ところで、樋口が首実検で実盛と見破ったのは、遠い昔、実盛が樋口に「六十を過ぎて戦場に向かう時は髪を黒く染めようと思う。若武者たちと争うのも大人げないことだし、 老武者といって侮られるのもつまらないことだ」と話していたのを、樋口は覚えていたからでした。また芭蕉は、源義経や木曽義仲、斎藤別当実盛といった悲劇の武人に、とりわけ強い思いを寄せ、「おくのほそ道」の旅中、これらの人物にゆかりのある土地を訪れて句を残しています。芭蕉は、「私が死んだら木曽殿の墓の横に葬ってくれ」と遺言し、元禄7年(1694)10月12日、大坂で息を引き取るや、直ちに遺骸は近江(滋賀県大津市)の義仲寺に弟子たちによって運ばれ、義仲の墓と隣合うように芭蕉の墓が建てられたことは有名ですね。