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2016年11月 1日 (火)

ジュウガツザクラ、返り花二種、タコノアシ 他

 秋の色とりどりの樹木の実をはじめとして、写真に撮っていたものをアップすることもなく、時間だけが過ぎ去ろうとしています。まだ賞味期限が残っていそうなもの(今でも見られそうなもの)を選んで、取り上げてみました。

Juugatu_sakura01
 ジュウガツザクラ(十月桜)。バラ科サクラ属の園芸種。年に二度、春の3-4月と、晩秋の10-12月頃に咲きます。いわゆる冬桜の一種で、花は白ないし淡いピンク色の八重咲きです。当地では山裾の畑や田んぼの近くに生えています。

Juugatu_sakura02
 枝いっぱいに展開するような花の咲き方はせず、春に全体の2/3くらいが、秋は1/3程度の花を咲かせます。この日は肌寒い日でしたが、青空に見る桜の花は春を感じさせてくれました。

Nawasirogumi01
 ナワシログミ(苗代茱萸)。グミ科グミ属の常緑樹。花が咲いていたと思う間もなく、もう見られなくなっていました。果実は一冬越して、翌春のイネ(稲)の苗代を作る頃(4-5月頃)に、真っ赤に熟して食べられるようになるので、この名が付きました。

Utugi
 ウツギ(空木)の返り花。♪♪ 卯(う)の花の、匂う垣根に‥夏は来ぬ ♪♪ と歌いたいところですが、もう夏どころか、冬の足音が聞こえてきそうです。

Moti_tutuji
 モチツツジ(黐躑躅)の返り花。山では結構、花が咲いています。

Takonoasi01
 タコノアシ(蛸の足)。タコノアシ科タコノアシ属の多年草。環境省カテゴリーでは「準絶滅危惧(NT)」、京都府カテゴリーでは「絶滅寸前種」に登録されている希少種です。夏場は怪我のため、花を見ることが出来なかったので、秋の赤い果実を見に行きました。自生地が幾つかあったのですが、この秋、出会ったのは、ここだけでした。茎は直立し、中ほどから下部にかけては殆ど分枝せず、茎の上部で数本の花茎を分枝します。この花茎が秋には真っ赤に熟して、茹で蛸の足のように見えるのが名前の由来です。

Takonoasi02
 果実は蒴果で、5室ないし6室あり、花柱は外曲し、萼裂片は平開または外反します。秋に結実したタコノアシは、冬期にも種子を散布させるためなのか、茎は立ち枯れても翌春まで直立したままの姿で残ります。

Komatuyoigusa
 コマツヨイグサ(小待宵草)。アカバナ科マツヨイグサ属の越年草。他のマツヨイグサたちが姿を消した~寒さが増してきた~今も、花を咲かせています。

Akebi01

Akebi02
 アケビ(木通、通草)。アケビ科アケビ属のツル性落葉樹。つい半月ほど前まで高木から垂れ下がっていた沢山のアケビも、もう今は殆ど落果してしまって、山道のゴミ屑となっていました。

Yamabudou
 ヤマブドウ(山葡萄)。ブドウ科ブドウ属のツル性落葉樹。緑の果実だったのが、ちょっと見ぬ間に熟して、黒熟を通り越して、大半の実は萎(しぼ)みかけていました。これをブドウ酒にしたら最高級の「貴腐ワイン」が出来るかも、と思ってしまいますが、間違っても、ヤマブドウでブドウ酒を作ってはダメです。酒税法違反で手が後ろに回ります。

Nobudou01
 ノブドウ(野葡萄)。ブドウ科ノブドウ属のツル性落葉樹。秋になると、果実は青色や紫色に色づき目を楽しませてくれます。

Nobudou02
 ひときわ大きい実は、ノブドウミフクレフシ(野葡萄実膨れ倍子)と云う虫こぶです。ノブドウミタマバエ(ノブドウタマバエ)の幼虫が、ノブドウの実に寄生して、作りだされます。

Tarayou
 タラヨウ(多羅葉)。モチノキ科モチノキ属の常緑樹。ハガキの木、郵便の木として有名なタラヨウですが、秋には8mmほどの小さな球形の赤い実が連なります。

Miyama_gamazumi
 ガマズミの赤い実が目立つこの時期、とりわけ真っ赤に美しく熟していたのが、ミヤマガマズミ(深山莢蒾)。レンプクソウ科ガマズミ属の落葉樹。

Kamatuka
 カマツカ(鎌柄)。バラ科カマツカ属の落葉樹。春の新葉は柔らかくて、葉の縁が赤味を帯びていて、ウグイスカグラの新葉と共に、私の大好きな葉っぱです。小さな梅鉢のような白い花も素敵で、秋には楕円形の真っ赤な実が、これまた美しい。実の先端には萼片が残っています。葉・花・果実とも三拍子揃った、大好きな樹木です。カマツカの花と葉は → こちら

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コメント

 十月桜とナワシログミは一度見たいと思っていますがチャンスがありません。
絶滅危惧種のタコノアシは難しそうですね。
 タラヨウの木は近くの郵便局で実を見たいと思います。

散輪坊 様
コメント有難うございます。
十月桜は園芸種なので、意外とお近くで見られるかも知れません。ナワシログミは花は沢山咲いているのですが、半年後には実が残っていることは少ないです。風雪などで落果するのかもしれません。タラヨウの実が丁度今赤くなっていて気が付きました。

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