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2016年5月

2016年5月30日 (月)

スミナガシ

 ホームグラウンドとも云える生駒山系での山友たちとの山歩きに出掛ける朝、JR加茂駅前で久しぶりに出会った人がいました。ウォーク友達であり、私にとっては蝶と鳥の先生でもある Fさんです。私のブログを見て知ったと、病床に伏した親友を心配してくださり、彼の近況報告などしたあと、電車の発車時刻まで、色々な話に花を咲かせました。蝶を愛する Fさんとの偶然の出会いは、まさに吉兆となり、このあと生駒山中での新しい出会いへと繋がりました。

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 スミナガシ(墨流し)。タテハチョウ科スミナガシ属の蝶。ようやく念願が叶って、初めて実物に出会うことが出来ました。日本では、5府県でRDB登録され、近畿では大阪府で準絶滅危惧種に指定されています。大阪周辺では、能勢、生駒山系、六甲山系などに生息しますが、幼虫の食草となるアワブキやヤマビワが減少し、個体数も減少しているそうです。青緑がかった黒地に、白い小さな紋を散りばめたような翅を持っていて、それが「墨流し」で作る模様のように見えるのが名前の由来です。北海道を除く、本州以南からヒマラヤに至るまで、広く東南アジアに分布する森林性の蝶で、山の雑木林で見られます。花を訪れることはなく、樹液や熟した果実、動物の糞などを吸っています。

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2016年5月28日 (土)

赤坂山・三国山・黒河峠 ② ~ ツツジ、オオバキスミレなど 出会った花

 登山時期が遅かったため、イワウチワ(トクワカソウ)を見たいと云うメンバーの期待は、かなえられなかった今回の山行ですが、そこは、「花の百名山・赤坂山(山と渓谷社・選)」 のことです。早春の山野草のあとを引き継いで咲く、いろいろな花を堪能しました。特にツツジ(躑躅)は、丁度見頃を迎えていて、各種各様 見比べながら楽しむことが出来ました。

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 サラサドウダン(更紗灯台、更紗満天星)。ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉樹で、日本固有種です。東北から近畿にかけて分布します。深山の岩地に生えるツツジで、釣鐘型の花は総状に多数吊り下がります。花の基部は淡黄色、先端は淡紅色で縦に紅色の筋が多数入るのが特徴です。

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2016年5月26日 (木)

赤坂山・三国山・黒河峠 ① ~ 高島トレイルを歩く

★大阪・山友 「赤坂山・三国山 登山」 5/18

 GW前にマキノ高原の妹夫婦宅に泊りに行き、一人でゆっくりと赤坂山に登ろうと思っていたのですが、都合が付かず、GW後もアッと言う間に日時が過ぎてしまい、これでは、もう花も終わってしまうと、あわてて山行を決めました。大阪の山友たちも行きたいとのことで、都合4名で登山することにしました。日帰り登山となると、黒河(くろこ)峠まで行って、そこから赤坂山までピストンすれば効率良く花に出会えるのですが、黒河マキノ線の林道は荒れ果てて、数年前から車は通行止めとなっています。丁度GWに三国山に登ったブロ友さんが居られたので「黒河峠に車が来ていましたか」と問い合わせたら、「三国山で出会った団体さんはマイクロバスで黒河峠まで来たと言ってました」とのことです。本当かな?と思い、現地マキノの関係団体に電話で問い合わせたら「車は入れません、そもそも黒河峠のトイレ舎のある場所は駐車場ではありません」と冷たい返答です。「車が通れるかどうかを尋ねているのですが‥」「通れません!」。これ以上のやりとりは不要でした。黒河峠へは福井県敦賀市から黒河沿いに上がってくる林道もあり、どうも、車はマキノ側から入ったものではなく、敦賀方面から来たものと判断し、黒河峠からの登山スタートは断念しました。

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 当日は出発時間が遅かったので、渋滞と安全運転を見込んで、マキノ高原到着は10時と想定していたのですが、運よく渋滞にも巻き込まれず、9時15分には現地に到着しました。登山途中での花の開花状態や私たちの体力(所要時間)等を勘案して、赤坂山登頂後は幾つかの下山案を考えておきました。準備を整え、とりあえず赤坂山に登ることにしました。9時30分、旧マキノ・スキー場を横切り、赤坂山登山口に向かいます。

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2016年5月24日 (火)

イボタノキ、タラヨウ、オオヤマレンゲ 他

 普段歩いている近くの山や町や里で出会った色々の花たちです。写したままで、整理もせず残っているものを、幾つか取り上げてみました。

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 イボタノキ(水蝋樹・疣取木)。モクセイ科イボタノキ属の落葉樹。日本全国の山に自生します。樹皮にイボタロウムシ(カイガラムシの一種)がつき、イボタロウ(蝋の一種)が取れるのでついた名前ですが、可愛い花のイメージにはそぐわず、ちょっと気の毒です。イボタロウムシが付いている姿を、まだ一度も見たことがありません。

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2016年5月22日 (日)

京街道 八幡から枚方へ

★シルバー健康ウォーク5月例会 「京街道 八幡から枚方へと歩く」 5/13

 今月の例会ウォークは、京都府から大阪府へ、淀川左岸沿い=京阪電車沿いに歩きます。京街道あるいは大坂街道と、かつては呼ばれた道ですが、今は新興住宅街となっていて、昔の面影は殆ど残っていません。今回のウォークは見るべき史跡などもないなぁと思っていたところへ、当日は、雲一つない快晴です。これではコンクリート道路の照り返しを受けて、ただただ汗水流して街路を歩くだけとなりそうです。

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 JRから京阪へと乗り継ぐと、京阪電車の「「in KYOTO, on KEIHAN」の舞妓さんシリーズ広告に久しぶりに出会いました。京都らしい広告です。「きょうは、どこいこ、京阪で」

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2016年5月20日 (金)

キンラン、ギンランなど 山野草探しに 低山周回

★大阪・山友 「山野草 探し歩き」 5/12

 今回は私たちのホーム・グラウンドとも言うべき生駒山系で、キンラン・ギンランなどの花を探し、ササユリ・ツチアケビ・イチヤクソウなどの生育状態を確認する山歩きです。標高の低い山ばかりですが、誰もが通る普通の山道は出来るだけ歩きません。私たちが好んで歩くのは、獣道だったり、道のないヤブコギ歩きです。なんせリーダー格のKさんやHさんは、この山系を隅々まで知り尽くしていて、頭の中には地形図と山野草の生息地がギッシリ詰まっているような人なので、ヤブコギしようが、深い樹林帯に入ろうが、はたまた谷間の渓流や岩場を歩こうが、キチンと目的地に出てきますし、山野草も探し出してくれるものですから、他のメンバーはリーダーを信じて後に付いて歩くしかありません。今回の山歩きに集まったのは6名でした。

・今回出会った山野草たち

Kinran
 キンラン(金蘭)。ラン科キンラン属の多年草。環境省カテゴリで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されており、全国45都府県でRDBに指定されています。近畿のRDB状況‥奈良県・和歌山県・三重県:絶滅危惧Ⅱ類、京都府・兵庫県・滋賀県:準絶滅危惧種、大阪府:要注目種。4-6月に鮮やかな黄色の花を付けます。花は全開せず、半開き状態のままです。時期的には少し遅かったようで、出会ったのは数株でした。

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2016年5月18日 (水)

ちょっとだけ歩いた 山の辺の道

 酒と日本史探訪が共通の趣味で、一番のウォーク友達だった親友が病に伏して早や半年が過ぎようとしています。彼が元気だった頃には、毎月のように「飛鳥」や「山の辺の道」などを訪れていました。今年(2016)の9月末には「国営飛鳥歴史公園・キトラ古墳周辺地区」が開園予定で、楽しみにしてたのですが、同行は難しそうです。古代ロマンを一緒に語り合えなくなり、自然と足も遠のいて、今年は2月に山の辺の道を訪ねただけで、しばし ご無沙汰しています。先般、ヒメフウロをアップした時に、ヤワゲフウロのことが頭に浮かびました。ヤワゲフウロなら「山の辺の道」に沢山咲いています。昔のように、好きだった古墳に立ち寄りながら、「山の辺の道」を、ちょっとだけ歩きに行って来ました。

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 大和朝廷の創始者とされる第10代天皇を祀る 行燈山(あんどんやま)古墳 です。天皇の名前をとって、崇神(すじん)天皇陵 と呼ばれます。古墳は天皇陵のため、陵墓の中に入ることは出来ません。初代・神武天皇亡きあと、第2代・綏靖(すいぜい)天皇から第9代・開化天皇までの8人の天皇は、古事記や日本書紀に系譜は記載されているものの、その事績が全く記されていないため、この期間は「欠史八代」と云われ、実在されたのかどうか確認出来ていません。従って、この第10代・崇神天皇が 考古学上、実在されたことが明確に分かっている最初の天皇です(欠史八代は後世で創作された可能性が高いということです)。

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2016年5月16日 (月)

カザグルマ、タイツリソウ

 先日、ブロ友のKOZAKさんが取り上げられていた貴重な花・カザグルマ。丁度、同じ頃に私もカザグルマと出会いました。こうした希少な花が各地で守られながら、美しく咲いているのは本当に嬉しいことです。

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 カザグルマ(風車)。キンポウゲ科センニンソウ属のツル性多年草。和名は、花の形を子供のおもちゃの風車(かざぐるま)に見立てたもの。カザグルマは、テッセンやクレマチスと似ていて、見分けがチョット難しいです。基本となる花は、日本のカザグルマと、中国のテッセンで、それらが西欧に持ち込まれて色々交配され品種改良されたのが園芸種のクレマチスです。原種のカザグルマの花色は白または淡紫色、花被片は8枚以上。一方、原種のテッセンの花色は白色、花被片は6枚、オシベが花弁化しているのが大きな特徴です。その花色や花弁数等にピッタリと該当しないものがクレマチスと思って間違いありません(但し、原種のカザグルマやテッセンと相似した園芸種のクレマチスもあるようで、話はややこしいのですが)。

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2016年5月15日 (日)

宇治市植物公園 ② ~ 樹木

 植物公園の続きは日本の樹木たちです。キレイな園芸種の草花などには余り興味がないので、横目に見ながら通過です。他地域では当たり前に見られる樹木たちであっても、当地では見ることが出来ない樹木が色々見られましたので、この機会に写真に収めてみました。

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 ハンカチノキ(ハンカチの木)。中国原産のミズキ科ハンカチノキ属の落葉樹。花についた白い大きな2枚の苞葉が、枝にぶら下がったハンカチを連想させるのが名前の由来です。

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2016年5月14日 (土)

宇治市植物公園 ① ~ 熱帯植物

 山友さんたちと気分転換を兼ねて植物園に遊びに行きました。いつも観賞無料の自生種の山野草ばかり見ているので、お金を払って花を見るのは久しぶりです。その分、普段見られない熱帯植物などの珍しい花を見ることが出来ました。でも写真に撮ったのは「花より団子」ならぬ「花より果実」でした。

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 カカオノキ(カカオの木)。カカオノキは樹高5-10mほどの常緑樹です。興味深いのは幹や枝に直接花が咲き(幹生花と云う)、当然のことながら、果実も幹に直接付きます(幹生果と云う)。温帯植物には、このような性質のものはなく、熱帯植物にだけ見られる特徴だそうです。

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2016年5月13日 (金)

クリンソウ、オダマキ 他

 今回の山野草は、よく御存知の花ばかりです。

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 クリンソウ(九輪草)。サクラソウ科サクラソウ属の多年草。山間地の、比較的湿潤な場所に生育・群生します。高さは 50cm 程、日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型です。

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2016年5月11日 (水)

クマガイソウ

 GW は、5/6(金)が暦上では平日となり、会社や学校に行かねばならないところもあり、現役の皆様のお遊びは実質5/5で終わり、連休最後の土日(5/7-8)は、外出も大幅減になり、休養日に当てられる人が多いはずでは、と推察していました。 そこで、私たち高齢者の出番は、5/7-8 以降と狙いを付けていたところ、天気予報では曇りとのことでした。曇となれば一層人出も減るし、花の撮影にはむしろ好都合なので、出掛けることにしました。

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 クマガイソウ(熊谷草)。ラン科アツモリソウ属の多年草です。GWに入る前の4/26に、ブロ友さんから「クマガイソウが咲いている」との情報を得ていたのですが、すぐに連休突入です。年寄りは、(老い)先も短かければ、気も短いです。花の命も短いです。みんな短いものばかりです。早く見に行きたいとは思うものの「連休中は年寄りは邪魔になるので遠出せず」と決め込んでいた私にとっては、クマガイソウの情報は「タイムアウト」を宣告されたも同然でしたが、致し方なく、この日までジッと我慢していました。あれから10日以上が経過しましたので、果たしてまだ花は残っているのか不安でしたが、ちゃんと花は待ってくれていました。

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2016年5月 9日 (月)

当地の花たち ④ ~ ホウノキ、ツリバナ、シュロ 他

 最近出会った当地の花たち、樹木編その二です。

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 ホオノキ(朴の木)。モクレン科モクレン属の落葉樹。大きくなると樹高30m以上にもなる高木です。当地のものも相当な高さがあり、コンデジのズームでは粒子が荒れて、いい写真が撮れません。ホオノキの花は、直径20cm程あり、野生の花としては日本最大です。花は2日かけてゆっくり開きます。初日はこの程度まで開いて、夕方には花を閉じ元の蕾姿になります。翌日、再び開き始めて完全な花姿となります。

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2016年5月 7日 (土)

シライトイソウ、フタリシズカ、オドリコソウ 他

 今年のGWは比較的天候にも恵まれたようでしたが、サンデー毎日の私などは、わざわざ休日に出掛けて行って、若い人たちの混雑に輪を掛けるような邪魔をしてはいけないと肝に命じています。この時期は、誰一人出会うこともない、近くの山や里を静かに探索して過ごすのが一番です。当地ではチゴユリの自生地は一つだけと思っていたのに、新たに広大な群生地に出会ったり、今まで当地では自生を確認できなかった植物にも出会うなど、それなりに地元歩きも楽しめました。

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 シライトソウ(白糸草)。ユリ科シライトソウ属の多年草。学名は Chionographis japonica 。江戸時代、日本に滞在したスェーデンの医師兼植物学者であったツンベルクが、1784年に出版した「日本植物誌(Flora Japonica)」の中で初めて世界に紹介した植物です。日本での呼び名として「シライトソウ」と「雪の筆」だったと云うことが記録されていて、学名の Chionographis はラテン語で「雪の筆」と云う意味です。日本で初めて見たので japonica と付けられていますが、日本固有種ではなく韓国にも自生しているようです。シライトソウの名は、糸屑を束ねたような花の姿に由来します。

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2016年5月 6日 (金)

路傍の野草たち ③ ~ ヒメフウロ、オッタチカタバミ、オオバコ 他

 路傍の野草たち3回目は、同属の仲間や、よく似た名前の植物たちです。

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 ヒメフウロ(姫風露)。フウロソウ科フウロソウ属の越年草。奈良県の某山地の道沿いに群生していました。当初は、オランダフウロか、ヤサカフウロではと思ったのですが、NET上の解説を総括しますと、「ヤサカフウロやオランダフウロは、オシベ(葯)もメシベもどちらも黄色だが、ヒメフウロは葯が赤くてメシベが黄色」と云うのが定説のようなので、ヒメフウロとしました。ただ、ヒメフウロは「本州(滋賀県・岐阜県・三重県)及び四国の石灰岩地の一部地域のみに自生する」ともあり、それが何故、奈良の山地に自生していたのか分かりません。ヒメフウロではないのか、あるいは園芸種のヒメフウロが逸出したのか‥??です。

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