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カテゴリ「1日1題 秋の植物」の64件の記事 Feed

2013年11月28日 (木)

タンキリマメ

 タンキリマメ(痰切豆) に出会いました。トキリマメと本当に良く似ています。当地では圧倒的にトキリマメが多くて、タンキリマメには仲々出会えませんでしたが、真っ赤な果実が目にとまりましたので、近寄って、よくよく見たらタンキリマメでした。今回のタンキリマメは、11/15の トキリマメ(吐切豆)の写真 と見比べながら見ていただくと、違いがそれとなくわかっていただけるかもしれません。

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 赤い莢(さや)、艶のある2つの黒い種、果実を見ただけでは区別がつかないと言ってもいい位です。

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2013年11月26日 (火)

センボンヤリ

 センボンヤリ(千本槍)。 春と秋に2回、花をつけますが、春は開放花、秋は閉鎖花と全く別の花の付け方をします。春は背丈も10-15cm 位と低く、可愛い白い花を咲かせますが、秋は背丈は30-60cm と高く伸びて、茎の先端に、花は開かない閉鎖花を一つだけ付けます。今年は春の開放花には出会えず、秋になってから二箇所の山中で閉鎖花に出会いました。

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 センボンヤリ、秋の閉鎖花です。総苞片に包まれた中で、花は受粉を終えて果実になり、その後、総苞の先から茶褐色の冠毛が伸びてきて姿を見せてきます。

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2013年11月25日 (月)

キセルアザミ

 春に咲くアザミはノアザミだけなので、即座に名前がわかるのですが、夏から秋にかけて咲くアザミは多種にわたり、判別も難しくて、手に負えないことが殆どです。そうした中で、この キセルアザミ(煙管薊) だけは、その独特の姿で、私でもわかる数少ないアザミの一つです。日本全国、水のある近くや、湿原に自生しています。もう花期も過ぎて綿毛姿になっているのですが、遅ればせながらアップいたしました。

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 長い花径を伸ばし、その先端に下向きに花を咲かせます。この姿がキセル(煙管)を連想させるのが名前の由来です。

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2013年11月24日 (日)

ヘビノボラズ・実

 ブログにアップする順番を間違ってしまいました。11月22日は、世間では「いい夫婦」の日、車のナンバーでもこれにあやかって人気がありますが、11月22日の誕生花こそ、ヘビノボラズ(蛇登らず) で、この日にアップする予定が、気が付いた時には既に手遅れ、二日遅れのアップです。花言葉は「気むずかしさ」だそうですが、花や実からは決して気むずかしいイメージは感じられません。寒さが増してくると共に、落葉樹たちは、最後の力を振り絞って、紅葉や黄葉の美しい姿を私達に見せてくれますが、このヘビノボラズも同様です。

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 落葉小低木のヘビノボラズが足下で、「モミジばかり見ていずに、俺も見てくれよ!」といわんばかりです。

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2013年11月22日 (金)

スイラン

 先日、ウメバチソウを見に行った折に、湿地で出会った スイラン(水蘭) です。花期は9-10月で、もう11月中旬では花期は失していたので、葉はすべて枯れてしまっていて、茎の上に花だけがあちらに一つ、こちらに一つといった状態で、僅かに残っていました。花姿はニガナに似ているのですが、葉がキク科とは思えないような細長い葉で、これをランに見立てて、水湿地に生えることから、スイランと呼ばれています。

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 スイランの花は黄色で直径3~3.5cm。すべて舌状花であり、花弁の先端は5裂しているのですが、もうキレイな花弁のものは余り見られませんでした。

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2013年11月20日 (水)

ヒイラギ

 ウォーキングの道端で葉陰に白い小さな花を咲かせている樹木に出会いました。自生種なのか植栽されたものなのかはわかりませんが、近寄ってみますと、うっすらといい香りがしています。ギンモクセイのようです。イベント・ウォーキング中でしたので、咄嗟に写真を2-3枚撮って、その場を離れました。帰宅して写真を整理していると、どうもギンモクセイの花とは違うようです。その時は全く気付かなかったのですが、どの花を見ても、花弁が大きく反りかえり、オシベが飛び出しています。ギンモクセイもキンモクセイも、花弁が反りかえったり、オシベが大きく飛び出すことはありません。ヒイラギとギンモクセイの雑種であるヒイラギモクセイでもなかったので、念のため ヒイラギ(柊) の花を検索し直してみましたら、写真とピッタリでした。ヒイラギなら、普段からよく目にしていますし花も見ています。硬い葉の縁の刺が鋭くて触ると痛い、お馴染みの樹木ですが、今回出会ったこの花には、トゲのあるような葉っぱが1枚もなかったのです。結果的には、これに騙されてしまったのです。

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 花はヒイラギに間違いないことがわかりましたが、「何故 葉にトゲがないのか」 改めて調べてみました。すぐに答えは見付かりました。「ヒイラギは老木になると葉は全縁となる」のだそうです。ヒイラギと云えばトゲのある葉と思い込んでいた私にとっては目からウロコでした。

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2013年11月19日 (火)

センブリ

 漢方薬というのは、中国古来からの処方(ルール)に基づいて各種の生薬を組み合わせて用いられるのですが、それに対して、日本独自の民間薬というのは、生薬を単独にして用いられてきました。その代表的なものが、ドクダミ、ゲンノショウコ、そして本日のテーマである センブリ(千振) で、日本三大民間薬と呼ばれています。センブリの名前は「千回振り出しても(煎じても)、まだ苦味が残っている」ということから名付けられています。「良薬、口に苦し」は、まさにセンブリのためにあるような言葉です。こんな苦々しい、重苦しいイメージからは、とても想像出来ないのが、センブリの花で、小さな可愛い花を咲かせます。センブリは、日当たりの良い丘陵や、明るい松林等を好みますが、雑草が茂ると生育できず、野焼きや草刈の手入れ等が少なくなった現在の環境では生育が難しくなってきています。ドクダミやゲンノショウコは今でもどこでも見られるのに対し、センブリは今では見られる所が非常に限定されてきているのが実情です。

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 アケボノソウと同じ仲間で、リンドウ科センブリ属を代表する、小さくて可憐な花です。

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2013年11月17日 (日)

ウメバチソウ

 久しぶりに「秋の空がよく晴れる1日になりますが、翌日には雨に変わります」との天気予報でした。まさに「〇心に秋の空」です。そのワンチャンスに野花を見に行くことにしました。すぐ近くでは、今はヤクシソウやアキノキリンソウなどの花が見られるだけです。ウメバチソウとセンブリなら、まだ見られるかもしれないと、近郊へ出掛けることにしました。そこで出会った ウメバチソウ(梅鉢草) が本日のテーマです。

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 ウメバチソウは、茎先に白い5弁花を上向きに1輪だけつけます。花弁には脈が目立ち、花の中央に子房を取り囲むようにオシベが5本あります。オシベの周囲には細かく分裂した黄緑色の球体(水玉状のもの)があります。これは仮オシベで、花粉は出ませんが、梅の花(のオシベ)を連想させる由来となっています。

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2013年11月16日 (土)

ワレモコウ

 今月の初め、当地をウォーキングしていたら、某地の野原の中に ワレモコウ(吾亦紅、吾木香) の花が咲いているのを見つけました。普段から良く歩いている場所なのに、ここにワレモコウが自生していたとは初めて知りました。株数はそんなに多くはありませんでしたが、私としては当地で確認できた植物が、また一つ増えたことが素直に嬉しく思えました。

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 大抵の花は、下から先端へ向かって咲き進むのですが、ワレモコウの場合は、先端から下に向かって咲き進んでいきます。このような咲き方を「有限花序(ゆうげんかじょ)」と云うそうです。

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2013年11月15日 (金)

トキリマメ

 雑木林の木に絡まって、垂れ下がるように、夏に小さな黄色い花を咲かせていた トキリマメ(吐切豆)。その赤く色づいてきた豆果が裂開して、黒くて艶のある種子が2つ顔を見せています。名前の由来は不明ですが、葉の先が尖るので「とがり豆」と呼ばれていたものが転訛したという説や、種の豆を食べると痰を吐き出す事が出来るからという説などがあります。よく似たタンキリマメ(痰切豆)は痰を切る作用が名前の由来となっていますが、トキリマメもタンキリマメも、いずれも痰を切る薬効があるというのは確認されていないようです。

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 丸くて艶々した可愛い種子は、莢(さや)の外枠にぶら下るように付いています。赤と黒のコントラストで良く目立ちます。

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2013年11月11日 (月)

コマユミ・実、マユミ・実

 ブログの写真整理をしていてら、その多くが果実で、花が少ないのです。この時期の山野では当たり前の事に、今更ながら気付きました。本日のテーマも果実です。マユミとコマユミです。その見分けは、マユミの葉には葉柄がありますが、コマユミには葉柄がありません。葉も外皮もコマユミの方は真っ赤に紅葉しますが、マユミは赤色が淡いように思います。また果実についても、コマユミの実は2裂して1~3個の種子が出てきますが、マユミの実は4裂して4個の種子が出てくる、などの違いがあります。

★コマユミ(小真弓)

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 コマユミの果皮は裂開すると、上方に丸まるように平開します。

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2013年11月 8日 (金)

フユイチゴ・実

 フユイチゴ(冬苺) の実が赤く熟してきました。9月に花をアップした時に簡単に実の写真も付加させていただきましたので、覚えていただいていたかもしれませんね。フユイチゴは毎年、株(母株)から新たに匍匐性の地上茎を伸ばし、その先端部が接地しますと発根し、新たな株(娘株)を形成します。新たな株が出来ますと、古い株は枯れて(寿命は3年位で)世代交代するそうです。勿論、この赤い実の中にも種子がありますので、フユイチゴは、種子繁殖と栄養繁殖を同時に行って、個体群の維持・拡大を図っています。

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 星型に開いた萼と、透明感のある瑞々しい赤い実です。

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2013年11月 3日 (日)

ヤブムラサキ・実、ムラサキシキブ・実

 ヤブムラサキ(薮紫) の実が美しい紫色になってきました。今年の初夏には花がもうひとつでしたので、いい写真が撮れず花のアップは見送りました。この分なら秋の実も期待できないかも、と不安もあったのですが、山で素晴らしい実を付けていた木に出会いました。園芸種のコムラサキのように派手でなく、ムラサキシキブのように名前が有名でなく、隠れるように山でひっそり咲いて実を付ける、そんなヤブムラサキは私の大のお気に入りの植物です。とりわけ、ヤブムラサキの葉っぱは、ビロードのような優しい手触りで、コムラサキやムラサキシキブのガサガサした葉っぱとは比べ物になりません。

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 余り一箇所に沢山の実を付けないヤブムラサキの中では、これは仲々見応えのある美しさでした。果実の下部は軟毛が密生した萼片に包まれているのが、ヤブムラサキの特徴です。

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2013年11月 2日 (土)

リンドウ

 当地のウォーキングで、この時期、一生懸命に探しているのが リンドウ(竜胆) です。昨年はとうとう探し出せず、当地以外のリンドウを見ることで我慢しました。今年も無理かなと思いながらも、万に一の可能性を信じて、野山を歩いています。先日は他県(奈良)の某山へ行った時に、幸運にも2ヶ所で出会いました。その写真をタイミングを見計らって、ブログに取り上げようと準備している間に、再び近くの山を歩いていたら、当地でも久しぶりにリンドウに出会ったのです。何というラッキーでしょう、当地では2年ぶりの再会でした。茎が倒れるように地表に這いつくばり、他の野草と入り混じり、まるで人目から隠れるように、コバルトブルーの花を咲かせていたのです。「よくぞ生き残っていてくれた」 と心の中でリンドウに感謝しながら、写真を撮らせてもらいました。蛇足ながら、リンドウは根や茎が非常に苦く、熊の胆より苦いというので、竜の胆嚢という意味の「竜胆」と云う漢字を当てた中国名で、これを音読みにして「リンドウ」と呼ばれています。

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 蕾は何故か土で汚れていました。昨年は当地では見られなかっただけに、今回の2年ぶりの再会は本当に嬉しいものでした。来年もぜひ出会えますように、そして、このまま誰にも見付からず、無事に生きながらえて欲しいと、願わずにはいられませんでした。

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2013年11月 1日 (金)

リュウノウギク、シマカンギク、ヨメナ

 ヨメナをはじめとして野菊の仲間がいろいろ見られる季節ですが、どうも野菊の見分け方は複雑で、いまだに絶対の自信がないのが実情です。写真には撮るのですが、殆どがアップ出来ずにいます。そんな中で舌状花がまばらなシラヤマギクと、葉っぱに特徴のある リュウノウギク(竜脳菊) は、見た目で大体わかりますので、かろうじて私が名前を判別できる野菊です。一番の特徴は、葉をもむと、リュウノウの香り(刺激臭)がするので、この名前となっていますが、私はこの葉を千切ったことがないので、詳しい香りは未だに知りません。リュウノウギクは山の林縁部の崖地や道路脇の切り通しなどで見られます。

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 他の野菊は夏から初秋にかけて花が咲き始めますが、リュウノウギクは10-11月の晩秋が花期です。茎の先端に1個だけ、時に2-3個だけ花が付きます。外側は白い舌状花が並び、真ん中の管状花は黄色です。舌状花は楕円形でヨメナなどよりずっと丸みがあります。

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